達人のパソコン操作はときに速すぎて目で追えないほど。キーボードを多用するのが特徴で、マウスとキーの組み合わせ方も秀逸。皆さんもぜひマスターしましょう。操作方法だけでなく、効率的な覚え方も「再入門編」で3回にわたって伝授します。身に付ければ職場の同僚にドヤ顔できること請け合いです。
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キーボードの左下にある「Windows」キーを「スタートメニューを開くだけの邪魔なキー」と思っていたら大変な誤解だ。文字や数字などの各種キーと組み合わせると、OS関連の”万能キー”として活用できる(図1)。
例えば「1」「2」などの数字キーと組み合わせれば、タスクバーにピン留めしたアプリを起動できる(図2)。
「Excelは何番?」とか、いちいち確認しては無意味
ポイントは、タスクバーにあるアプリの並べ替えだ。左から順に「1」「2」「3」…「0」の数字キーを使うので、あらかじめアプリをよく使う順に並べ替えておく。そのうえで「1はメール」「2はエクスプローラー」などと、自分なりのルールで覚えるのが賢い。「Excelは何番かな」などとタスクバーの並び順を確認していては最速操作を目指せない。数が多いと覚えにくいので、最初は3つくらいから始めよう。
なお、アプリが起動中にこのキー操作をすると、そのアプリに切り替わる。エクスプローラーなどをもう1本起動したいときは、「Shift」キーを加える(図3)。「Alt」キーを加えてジャンプリストを開くワザも覚えておこう(図4)。
「設定」画面をよく使うベテランには、それを一発で開く「Windows」+「I」キーをぜひお薦めしたい(図5)。スタートメニューから選ぶより断然素早い。ゴロ合わせで「Information」の「I」などと覚えておこう。
「Ctrl」+「V」キーは貼り付けだが、「Windows」+「V」キーだとクリップボード履歴が開く。初回起動時に機能をオンにしよう(図6)。再度押すと、コピーした文字列や画像の履歴が開き、選択して貼り付けられる(図7)。貼り付けのショートカットキーの上位版として覚えておこう。
「↑」で大きく、「↓」で小さく、左右の矢印もセットで覚える
「Windows」キーではウインドウのスナップ操作もできる。「↑」「↓」および「←」「→」はセットで覚える。
まずは前者のセットだが、基本ルールは「『↑』で大きく、『↓』で小さく」だ。通常のウインドウは「↑」で最大化され、最大化状態から戻すときは「↓」(図8)。また、最大化状態でさらに「↑」を使うと画面上半分にスナップする(図9)。一方、通常ウインドウは「↓」で最小化される(図10)。理屈で考えるより、何度も練習して体で覚えたほうがよい。「←」「→」のセットは左右へのスナップで使う(図11)。こちらは「↑」「↓」ほど複雑ではない。
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