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Saturday, May 14, 2022

Macショートカットキー厳選5選!一覧表やトラブルの対処法も紹介 | ツギノジダイ - ツギノジダイ

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 Macのショートカットキーでは、以下のキーを利用します。

キーの表記 読み方 記号表記
control コントロール
shift シフト
option オプション
command コマンド
fn ファンクション fn

 Windowsに慣れている方は、馴染みの無いキーが多く、戸惑うかもしれません。

 注意が必要なのは、controlキーです。MacのcontrolキーはMac独自のもので、WindowsのCtrl(コントロール)キーとは全くの別物です。

 Macのcommandキーは、WindowsのCtrlキーと同じように利用できます。例えば、コピーのショートカットキーは、WindowsではCtrl + C、Macではcontrol + Cです。

 このことを覚えておくと、Windowsの一部のショートカットキーがMacでも利用しやすくなります。

 ここでは、5つのショートカットキーを紹介します。覚えやすいよう、commandキーを利用するものから厳選しました。

 その前に、ショートカットキーの押し方について、command + O を例に、2点お伝えします。

  • プラス記号(+)は、同時に押すことを意味しますが、厳密に同時に押す必要はありません。commandキーを押した状態で、そのままcommandキーを離さずに、Oを押してください。
  • [O]は、キーボードの印字に合わせて大文字で記載しています。「大文字のOだから、shift + Oを押すんですか?」と聞かれたことがありますが、そうではありません。ただ[O]キーを押せばOKです。

 これまでずっとWindowsを利用してきた方が、初めてMacを利用するときに戸惑うポイントのひとつが、ファイルの開き方です。

 Windowsでは、ファイルを選択してEnterキーでファイルを開くことができます。それに対して、MacではEnterキーを押すと、ファイル名の変更画面になり、ファイルを開くことができません。

 Macでは、キーボード操作でファイルを開くには、このショートカットキーを利用します。

 覚え方は、“Open”(開く)の“O”です。

 Windowsと違い、Macはウィンドウメニューバー左上の×を押してもアプリケーションが終了せず、見えないところで実行された状態になっています。この状態ではメモリを消費するため、Macの動作が重くなる可能性があります。

 アプリケーションを終了させる際は、このショートカットキーを利用するようにしましょう。

 覚え方は、“Quit”(終了する)の“Q”です。

 Finderで、新しいタブを開くことができます。Finderは、Windowsで言うとエクスプローラー(フォルダ)のことです。

 Windows10ではフォルダをタブ表示できないのですが、Macではできます。複数のウィンドウに分かれるよりも、1つのウィンドウ内でタブ分けしたほうがすっきりするので、個人的に好きな機能のひとつです。

newtab

 ちなみに、Safari等のブラウザでこのショートカットキーを利用すると、ブラウザの新しいタブが開きます。

 覚え方は、“Tab”(タブ)の“T”です。

 ウィンドウを大きく表示させたいときや、メニューバーを隠して作業に集中したいとき等に便利なフルスクリーン表示。

 ウィンドウ左上にある緑色のボタンを押せばフルスクリーン表示できるのですが、とにかく小さくて押しづらいですよね。そんなときに便利なのが、このショートカットキーです。

fullscreen

 覚え方は、“Full screen”(フルスクリーン)の“F”です。

 ブラウザの上にExcelファイルが重なって、その上に別のExcelファイルが重なって、その上からPowerPointファイルが重なって……という場面、ありませんか?

 ウィンドウが多く重なると、操作したいウィンドウを探すのが大変です。そんなときに便利なのが、このショートカットキーです。

 押し方にコツがあり、commandキーを押した状態のまま、tabキーを1回2回と目的のアプリケーションにたどり着くまで押して、最後にcommandキーを離します。

 Windowsにも、Alt + Tabという似たようなショートカットキーがありますが、Macとは少し異なります。Windowsの場合は、ウィンドウを切り替えるのに対して、Macではアプリケーションを切り替えます。

 例えば、Excelファイルを3つ開いている場合、Windowsの場合は、Alt + Tabで1つ1つのExcelファイルを選択可能です。

 一方、Macの場合は、command + tabを押した際、Excelという1つのアプリケーションとして表示されます。

 1つ1つのExcelファイルを選択したい場合は、command + tabでExcelを選択し、commandキーを押した状態のまま、下方向キー(↓)を押して、commandキーを離します。

 すると、1つ1つのファイルを選択できる状態になりますので、矢印キーで開きたいファイルを選択して、Enterキーで開くことができます。

 この他にも、多くの便利なMacのショートカットキーがありますので紹介します。

command + C コピー command + X カット(切り取り)
command + V ペースト(貼り付け) command + delete ゴミ箱へ移動する
command + Z 操作を元に戻す shift + command + Z 元に戻した操作をやり直す
shift + command + 3 画面全体のスクリーンショット取得 shift + command + 4 選択範囲のスクリーンショット取得
shift + command + 4 + space ウィンドウのスクリーンショット取得 shift + command + 5 画面収録
command + F 検索ボックスを選択する command + D 複製する
command + N 新規フォルダを開く shift + command + N 新規フォルダを作成する
command + W フォルダを閉じる command + shift + N 新規フォルダを作成する
command + [ 前のフォルダへ戻る command + ] 次のフォルダへ進む
command + ↑ 親フォルダへ移動する command + ↓ 選択した項目を開く
command + 1 アイコン形式で表示 command + 2 リスト形式で表示
command + 3 カラム形式で表示 command + 4 ギャラリー形式で表示
command + H 最前面のウィンドウを非表示にする option + command + H 最前面以外のウィンドウを非表示にする
command + M 最前面のウィンドウを最小化する option + command + M 最前面のウィンドウを全て最小化する
command + W 最前面のウィンドウを閉じる option + command + W 最前面のアプリのウィンドウを全て閉じる

 頻繁に利用するショートカットキーがどうしても覚えられなかったり、押しづらい場合は、ショートカットキーを変更するのがお勧めです。また、ショートカットキーが無い操作については、追加もできます。

 ショートカットキーの変更は以下から可能です。

システム環境設定 > キーボード > ショートカット

 ここでは例として、スクリーンショットを取得するショートカットキーを変更します。

 左メニューから[スクリーンショット]を選択すると、スクリーンショット関連のショートカットキーが表示されます。

changeshortcut_before

 この中で、上から3番目にある ⇧⌘4(shift + command + 4)を、⇧⌘S(shift + command + S)へ変更します。

 コマンド部分(⇧⌘4)をクリックすると編集できる状態になるので、shift + command + Sを押してください。成功すると以下のようになり、この時点でショートカットキーが変更されています。

changeshortcut_after

 余談ですが、スクリーンショット取得のショートカットキーをこのように変更するのは、個人的にお勧めです。その理由は3つあります。

  • 4よりSのほうが押しやすい
  • “Screenshot”の“S”なので、覚えやすい
  • Windows10のスクリーンショット取得が Win + Shift + S なので、Macも似た形にすると覚えやすい

 ショートカットキーの追加には、一点注意があります。

 アプリケーションの起動に対してのショートカットキーは設定できず、アプリケーションの中で既に定義されているメニューコマンドに対してのみ設定可能です。

 ここでは例として、Safariのブックマークバーを表示させるショートカットキーを追加します。

 まず、Safariを起動して、以下の2点を確認します。

  • ブックマークバーを表示させるショートカットキーが設定されていないか
  • ブックマークバーを表示させるメニューコマンドは何か
Safari_bookmark_before

 ショートカットキーが設定されているメニューは、メニューコマンドの右側に、ショートカットキーが記号で表記されます。

 上記の場合、[ブックマークを表示]の右には何も表示されていないので、ショートカットキーが設定されていないことが分かります。

 次に、以下を開きます。

システム環境設定 > キーボード > ショートカット

 左メニューから[アプリケーション]を選択して、[+]を押し、以下のように入力します。

addshortcut_before

 ここで、2点注意があります。

 一点目は、[メニュータイトル]には、メニューコマンドを正しく入力する必要があることです。この場合は、先ほどSafariの画面で確認した[ブックマークを表示]と入力します。

 二点目は、[キーボードショートカット]は、他のショートカットキーと重複しないよう気をつける必要があることです。

 今回の場合、覚えやすいように“Bookmark”の“B”を使いたいのですが、shift + command +Bと、option + command + Bは既にショートカットキーが存在するので、control + command + Bを設定しています。

 設定が完了すると、以下のようにSafariの[ブックマークを表示]の右側に、設定したショートカットキーが表示されます。

Safari_bookmark_after

 とても便利なMacのショートカットキーですが、意図した通りに動作しないこともあります。本章では、5つのケースとその対処法をお伝えします。

 例えば、Safariがアクティブな状態で、Finderを開こうとして command + N を押しても、Finderは開きません。Finderのショートカットキーは、Finderがアクティブな状態で実行する必要があります。

 Macの場合、画面左上のAppleロゴの右に、アクティブなアプリケーション名が表示されるので、ここを見ると分かりやすいです。

 以下の画像では、Finderがアクティブになっています。

activeapplication

 自分でショートカットキーを追加したり変更したりして、正常に動作しない場合は、同じショートカットキーを複数のメニューコマンドに対して設定していないか、確認しましょう。

 以下の画面のように[ほかのアクションで使用済み]と、分かりやすく表示されることもあります。しかし、アプリケーション固有のショートカットキーと重複している場合には、このような注意メッセージが表示されないことがあります。

shotcutkeydup

 ショートカットキーが正常に動作しないアプリケーションや、macOSが最新版かどうか確認して、最新版でない場合はアップデートしましょう。これで直る場合があります。

 最新版であるにも関わらず、アプリケーション固有のショートカットキーが正常に動作しない場合は、command + Q でアプリケーションを終了して、再度起動してみましょう。

 Macを再起動すると直ることがあります。また、再起動で直らない場合に、シャットダウンしてから、再度起動すると、直ることもあります。

 ここまでやっても解決しない場合は、Appleサポートへ問い合わせるのがお勧めです。

 Windowsの場合、パソコン本体とOSでメーカーが異なる場合が多いのですが、Macの場合は、パソコン本体もOSもApple社です。なので、Appleサポートへ問い合わせると、パソコン本体の故障でも、OSの不具合でも、サポートを行ってもらえます。

 「ショートカットキーなんて使わなくても、マウスを使えば操作できるし、業務する上で問題ない」

 そう思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 たしかに、たいていの操作は、ショートカットキーを使わずとも、メニューバーから実行できます。

 ただ、Windowsの場合はウィンドウ上部にメニューバーが付いていますが、Macの場合はウィンドウからメニューバーが離れています。そのため、マウスカーソルを動かす距離が長くなりがちです。

 また、これは個人的に思うことですが、ウィンドウ左上にある[閉じる][最小化][フルスクリーン]のボタンが、小さくてマウスやトラックパッドでは押しづらいです。

 ですので、ショートカットキーに慣れれば慣れるほど、業務スピードが上がるでしょう。

 ショートカットキーを覚えると、操作がスムーズになり、Macに触るのが楽しくなります。本記事で紹介した5つだけでも覚えれば、もうMac初心者ではありません。

 ぜひチャレンジしてみてください。

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