東海理化はレンタカーの事業運営を無人化できるシステムを開発し、試作品の提供を始めた。スマートフォンで車両の鍵を施解錠できるデジタルキーの技術を活用し、物理的な鍵の受け渡しを省く。試作品に対するレンタカー事業者やサービス利用者からの意見を踏まえて開発を継続し、2023年1月に正式なサービスを開始する。
今回のシステムは「レンタカーの無人運営を実現する機能をすべて搭載した」(東海理化)という。例えば、車両の検索や予約、決済、免許証の確認、貸渡書の発行、スマホでの車両の施解錠といった機能だ。
レンタカー事業者が料金や車両の保管場所といった情報をシステムに登録することで、利用者はスマホで地図上から車両の検索や予約、決済が可能。事業者はクラウドで利用者の情報を一元管理でき、ペーパーレス化や業務の効率化にも寄与するという。
東海理化は近年、デジタルキー事業に注力している。デジタルキーを活用した社用車の管理システムを拡販するほか、レンタカーやカーシェアの事業者向けにデジタルキーを提供している。
こうした取り組みを通じて同社は、レンタカー事業者が抱える課題を抽出した。例えば「物理的な鍵の受け渡しのために、車両の返却が終わる夜遅くまで店舗に人を配置する必要がある」「店舗運営における業務の効率化や省人化を進めたいが、スマホアプリの構築が自社では難しい」といった課題があったという。
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