出典:日経クロステック、2021年8月2日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
Officeで操作する場合は、多くはリボンのタブをクリックし、その中のボタンをクリックして実行できる。簡単な手順だが、タブに切り替えてコマンドを選択するという操作は時間がかかる。この作業をキーボードのキーを組み合わせた「ショートカットキー」なら、キーを押すだけでその操作を実行できる。作業を時短したいなら、ショートカットキーを覚えたほうが断然有利だ。
今回はOfficeに限らず、OSや別のアプリケーションなど多くのシーンで利用できる「基本のショートカットキー」を紹介する。多くの作業を時短できるので、最低限覚えておきたい。
なお、この特集ではMicrosoft 365 Apps for businessに含まれるOfficeで動作を確認した。Officeのバージョンによっては、ここで説明する機能が使えない場合や画面が異なる場合がある。
複数のキーを組み合わせて使うショートカットキー
コピー&貼り付けの操作をショートカットキーで実行する場合は、まず操作対象を選択し「Ctrl」キーを押しながら「C」キー押して対象をコピーする。次に貼り付け先を選択してからCtrlキーを押しながら「V」キーを押すと貼り付けられる。
Officeをはじめ多くのアプリケーションで利用できる基本のショートカットキーを次に示した。これをマスターするだけで、作業が速くなる。なお、「Ctrlキーを押しながら『V』キーを押す」という操作をこの記事ではCtrl+Vキーを表記する。
基本のショートカットキー
Ctrl + Cキー | コピー |
---|---|
Ctrl + Xキー | 切り取り |
Ctrl + Vキー | 貼り付け |
Ctrl + Sキー | 保存 |
Ctrl + Fキー | 検索 |
Ctrl + Hキー | 置換 |
Ctrl + Pキー | 印刷 |
Ctrl + Aキー | すべて選択 |
Ctrl + Zキー | 元に戻す |
Ctrl + Yキー | やり直し |
Ctrl + Gキー | 「ジャンプ」画面を表示する |
Ctrl + Nキー | 新規作成 |
Ctrl + Oキー | ファイルを開く |
Ctrl + Wキー | アプリの終了 |
Ctrl + マウスのホイール | 画面を拡大/縮小する |
Alt + F4キー | アプリの終了 |
Alt + Tabキー | アプリの画面を切り替える |
Windows + Vキー | クリップボードの履歴から貼り付け |
Escキー | 操作を中止する |
F4キー | 直前の操作を繰り返す |
ショートカットキーを確認する
ショートカットキーを覚えるのが苦手な場合は、ボタンをポイントした際に表示されるポップヒントで確認しよう。操作内容とともに、該当する操作のショートカットキーが表示される。なお、ショートカットキーの内容はすべてのボタンで表示されるわけではない。
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