1987年1月26日、ファミコンソフト『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』(エニックス)が発売。ちょうど明日で、発売から34年を迎えます。ファミコン世代にRPGというゲームジャンルを広め、ブームを巻き起こした前作『ドラゴンクエスト』の続編ということもあり、発売前から大きな期待が寄せられていました。 ■【画像】『ドラクエ2』で絶望した最凶最悪の“敵”は!?■ もちろん当時ファミコンキッズだった私は『ドラクエII』は発売とほぼ同時に購入して遊んだので、今回はその楽しかった思い出を語って……と思ったのですが、蘇ってくるのは苦労した記憶ばかり。 いや、そんなはずはないだろうと、ファミコン版をあらためて遊び直してみたのですが、やっぱり手ごわい! 途中で投げ出さなかった当時小学生の自分を誇りたい気持ちです。せっかくなので、そんな『ドラクエII』のキツかった思い出を振り返ってみたいと思います。
■一歩踏み出したら敵出現!?
まず『ドラクエII』をプレイして最初に感じたのが、モンスターとのエンカウント率の高さ。街を一歩出た瞬間にエンカウントしたり、戦闘後「しばらくは大丈夫」と思った瞬間にまた戦闘に入ったりと、敵との遭遇率がハンパなく高い! これがダンジョン限定ならまだしも、通常のフィールド上でも変わらないので油断できません。 ダンジョンなどの階層を移動するのとは別に、同一階層内でも画面が切り替わる場所がありますが、この表示が切り替わった瞬間にも敵モンスターが出現します。ときには階段を乗り降りした直後にも戦闘が発生することがあるので、体力管理が超重要でした。 そのためレベル上げで少しでも遠出するのが怖くて、万全を期して街やお城の周辺をグルグル回って安全で堅実なレベリングを心がけていたのは、私だけではないと思います。
■複数の敵が出現する恐怖
『ドラクエI』の主人公はずっと一人でしたが、『ドラクエII』では最大3人までのパーティが組めるのがウリ。とはいえ最初はローレシアの王子一人で冒険が始まり、しばらくはソロの旅が続きます。 しかし、こちらが一人なのに対して、フィールド上に出現する敵モンスターは容赦なく複数体出現。つまり3人の仲間で戦う楽しさを知る前に、複数の敵モンスターにボコられる恐怖体験から始まるのです。『ドラクエI』は主人公一人に対して戦うモンスターも1体というタイマン勝負なので、難しさは格段にアップしたと感じました。 仲間が増え、複数の敵を同時に攻撃できる呪文やアイテムを入手するまでは、とにかく敵が複数出現しないことを願いながら、恐る恐るプレイしていたことを思い出します。
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