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年末になると1年を振り返るランキング記事や番組で盛り上がるものだ。本稿「Excelで時短」もそれにあやかり、2023年最後の今回は、時短によく効くExcelショートカットキーのベスト3を厳選してみた。
頻繁に使うショートカットキーのベスト3
定番中の定番ショートカットキーといえば、[Ctrl]+[C]キーの「コピー」、[Ctrl]+[V]キーの「貼り付け(ペースト)」、[Ctrl]+[S]キーの「上書き保存」、[Ctrl]+[Z]キーの「元に戻す」がある。また、この4大ショートカットキーからは若干頻度が落ちるが[Ctrl]+[Shift]+[S]キーの「名前を付けて保存」、[Ctrl]+[Y]キーの「やり直し」も定番のショートカットキーだろう。
これらは別格とした上で、筆者が頻繁に使用すると同時に、使うごとにその便利さを実感しているショートカットキーのベスト3をさっそく紹介したい。じらさずいきなりその筆頭を挙げると、
[Alt]+[Tab]キー
による画面の切り替えになる。複数のブックや別のアプリのファイルを同時に開いている場合、この[Alt]+[Tab]キーで開いている画面を一覧にできる。また、[Alt]+[Tab]キーを連続して打つことで別の画面に移動でき、その状態でキーから手を離すと選択した画面を表示できる。使ったことがないという人はぜひ試してみよう。その便利さを実感できるはずだ。
同じく画面の切り替えと関連するショートカットキーとしてとても便利なものに、
[Ctrl]+[Fn]+[↑]または[Ctrl]+[Fn]+[↓]キー
がある。これは複数のシートを持つブックで、表示するシートを切り替えるショートカットキーだ。[↑]で前のシート、[↓]で次のシートに切り替わる。特に大量のシートをさばく際に便利さを実感できる。なお、
[Ctrl]+[PageUp]または[Ctrl]+[PageDown]キー
も、[Ctrl]+[Fn]+[↑]または[Ctrl]+[Fn]+[↓]キーと同じくシート切り替えのショートカットキーになる。筆者の利用するキーボードでは、[Ctrl]と[Fn]は隣同士、[↑]と[↓]は右手の押しやすい位置にある。そのため筆者は前者のショートカットキーが好みだ。ただし押すキーの少なさを取るのであれば後者ということになるだろう。いずれにせよシートの表示切り替えではどちらかのショートカットキーを使うのがお勧めだ。
さらにベスト3のショートカットキーとしてもう1つ、データを書式のないシンプルなテキストとしてペーストするワザを挙げたい。こちらは、
[Ctrl]+[Shift]+[V]キー
と、「貼り付け」のショートカットキーに[Shift]を加えた組み合わせになる。
WebページからコピーしてきたデータをExcelに貼り付けると、書式が大きく崩れることがよくある。[Ctrl]+[Shift]+[V]キーを利用すると、データを書式なしのシンプルなテキストとして貼り付けられる。書式崩れのイライラを回避でき精神衛生上にもよい。
からの記事と詳細 ( Excelのショートカットキー、時短によく効くベスト3はこれだった - ITpro )
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