2023年は自分のスマートフォンだけでなく、家族のスマートフォンを新しく購入することの多い1年でした。
来春、娘が中学生になるにあたりキッズケータイからiPhone 15に。母が使っているiPhone XSも気づけば4年以上買い替えを行っていなかったのでiPhone 14に買い替えを行っています。
この家族のスマホ購入ですが、いつもであれば割とスムーズに終えられるのですが、今回は母のiPhoneのデータ移行にハマりました。
iPhoneを買い替えた際のデータ移行方法はいくつか用意されています。最近は新旧のiPhoneをワイヤレス接続してデータ移行ができますし、iCloudバックアップから復元するのが一般的な方法です。
なるべく楽にデータ移行を済ませてしまいたいので最初は新旧のiPhoneをワイヤレス接続する方法でのデータ移行を試したのですが、移行するデータが多いからかうまくいかず断念。
iCloudはストレージ容量を課金して増やしていないため、バックアップを行うには十分な容量が確保できず、もし容量を追加したとしても新規にiCloud上にすべてのバックアップを行うには結構な時間がかかってしまうため、これも方法としては断念しました。
そこで今回は最も古い方法である「パソコンのiTunesを使ったバックアップ・復元」でのデータ移行を行いました。
歴代、母のiPhoneのバックアップやデータ移行はiTunesで行っています。そのため今回も今まで通りにケーブルを繋ぎ、これまで使っていたiPhone XSのバックアップを行いました。
そして新たに購入したiPhone 14を繋ぎバックアップから復元を行おうとしたのですが、ここで問題が発生しました。バックアップの暗号化のパスワードを筆者も母も忘れてしまっていたのです。
パスワードがわからない場合、現在のバックアップを破棄して新規にバックアップを取得しても、そのバックアップにも今回忘れてしまったパスワードが設定されてしまいます。
iTunesバックアップのパスワードを忘れてしまった場合、そのiPhoneを初期化しない限りはバックアップパスワードのリセットが行えません。
それでもなんとかパスワードをリセットする手段などないかと調べたところ、実は「iOS 11以降はiPhoneの操作でバックアップパスワードのリセットが行える」ようになっていました。
バックアップパスワードのリセット手順では「iPhoneの設定→一般→転送またはiPhoneのリセット→リセット→すべて設定をリセット」と、iPhoneの設定から数ステップの操作で行うことができます。
リセットといってもiPhoneに保存されている写真やアプリが消えてしまうことはありません。ホーム画面のアイコンお並びや壁紙など設定していた内容こそ初期化されるので再設定が必要になります。
リセット操作を行った後は今まで通り、iPhoneをPCに繋ぎ、iTunesの画面に従い新たにバックアップパスワードを設定するだけ。
これで今まで母が使っていたiPhone XSから新たに購入したiPhone 14へのデータ移行が完了しました。
今回、パスワードは忘れないよう、どうせ次回も筆者がデータ移行を行うので「筆者がいつも使っているもの」を設定しました。
が、娘にもスマートフォンを持たせたこともありApple Oneなどサブスクリプションサービスもファミリープランへ移行をしようと考えているので、その際にiCloudの追加容量(iCloud+)も家族で共有するようにして、iCloudバックアップに全員移行してしまう方が良いのかな? など、家族全体でのスマートフォンのバックアップ方法とコストについて、しばらくは悩みが続きそうです。
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