働く人に役立つプラスαな考え方に注目する「αism」。
脚本はお父さん犬の仕掛け人、監督は「三太郎」シリーズのプランナー、携帯キャリアの人気CMをそれぞれ手がける気鋭のクリエイターが映画でコラボレーション。
人の心をぎゅっとつかむ秘策を明かしてくれた。
CM界のヒットメーカーがタッグを組んだ映画に隠された、心をつかむ秘策とは。
大嫌いな父親に「死んでくれ」と毒づく広瀬すずさん演じる女子大生の七瀬が、2日だけ死んでしまう薬を飲んで仮死状態となった父親を前に、感謝と後悔の気持ちで揺れ動きながら成長するコメディー映画「一度死んでみた」。
映画の脚本は、ソフトバンクの「白戸家」シリーズを世に送り出したCMプランナーの澤本嘉光さん。
そして、監督はauの「三太郎」シリーズを手がけるCMディレクターの浜崎慎治さん。
映画制作として初めてタッグを組んだ2人に3つのお題について語ってもらった。
1つ目のお題は「なぜ“一度死んでみた”?」。
浜崎慎治監督「死人に口なしってあるじゃないですか、そのことだなと思って。死んでから見る世の中もあるんだなと、僕はすごく面白いなと思った、切り口がまず最初に」
澤本嘉光氏「普通に生きてると当たり前の幸せだけど、それに普段気がついてない」
浜崎慎治監督「それをコメディー(で表現する)のが僕はすごくいいなと思った。あまり、やりづらいじゃないですか、まともにやるっていうことじゃなくて」
澤本嘉光氏「それってCMのやり方と一緒で、まじめなことをまじめに言うと誰も聞いてくれない。つまんなそうな商品に見えるけど、でもちょっと笑ってもらって、心に隙ができた時にちょっとまじめなことを言うと、なんか良さげに聞こえるなと、それを映画でやってみた感じ」
2人が携わったCMは好感度ランキングでも10年にわたり1位を独占。
人々の心をつかんできたポイントが、この映画にどう還元されているのだろうか。
2つ目のお題「ストーリー論」。
澤本嘉光氏「auのCMは『三太郎』というキャラがいて、auという看板を見た瞬間に後ろに亡霊のように『三太郎』がついてる。それがブランドというもの。CMで作ってきた筋、ストーリーが企業の背景についてる。ソフトバンクも『白戸家』とかがついてる。そのようなものをこの映画でどうやって生かしてるかという話だったりするんじゃない」
浜崎慎治監督「その1つ記号となる、あるじゃないですか、『おばけ』というワードだったり、『デスメタル』とか。1つ記号性を強く押し出してるかなと、キャラクターも含めて」
3つ目のお題は「コンテンツ論」。
動画配信サービスが増える中、映画というコンテンツにこだわったわけ。
そして、その価値とは。
澤本嘉光氏「映画って、最終的に目指したい部署としてずっと持ってる」
浜崎慎治監督「そこは変わらないですもんね。こんだけいろんなものができても、映画っていうものに対するリスペクトがある。自分が見てきたものを投影して、映画というものを確立してるから自分の中で、映画って1つそこのステージじゃなくて、もう1個上というか」
澤本嘉光氏「やっぱり自分は映画というところにきちんと出すとすると、自分でそのストーリーに責任を持ちたいとか、責任感がある。CMに責任感がないわけではないですけど。あとやっぱり残るからかな。映画って例えば30年後とかに見直しても『これあったな』と時代ときちんとリンクしてる。きちんとそこにドットを打ってる感じはいいのかもしれない」
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March 17, 2020 at 03:00AM
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