米Microsoftは、1月9日(米国時間)から開催されるCES 2024に先だって報道発表を行ない、「Windows 11」を搭載したPC向けの新しいハードウェアキー定義として新「Copilot キー(Copilot key)」を追加することを明らかにした。このキーを押すと、Copilot in Windowsをワンタッチで呼び出せる。
1994年に導入されたWindowsキーと同等の位置付けを持つ「Copilotキー」
今回Microsoftが明らかにしたのは、本年発売されるWindows 11を搭載したPCのキーボードに、新しいキーとなる「Copilotキー」(英語ではCopilot key)が順次搭載されるということだ。このCopilotキーは、Microsoftが昨年Windows 11、Windows 10向けに実装を開始した「Copilot in Windows」を呼び出すキーとなる。
このCopilotキーは、1994年に導入が開始されたWindowsキーに次ぐような重要なキーになるとMicrosoftは説明している。Windowsキーは、スタートメニューをワンタッチで導入するために導入され、その後30年に渡ってWindows PCに実装され続けてきた。Copilotキーもそれと同様に、今後長期間に渡り採用される見込みだ。
Microsoftが公開した写真を見る限り、Copilotキーは、右側のAltキーの右に実装されている。前出のWindowsキーは、左側のAltキーの左側にあるのでそれと対をなす形になる。
なお、現在のWindowsキーは、Windowsキーとほかのキーを組み合わせてさまざまなキーボードショートカットとして利用できる(たとえば、Windowsキー+GでGameBarの呼び出しなど)が、Copilotキーと何かの組み合わせで別の機能として利用できるかは現時点では明らかになっていない。
AI PCソリューションを加速させる「Copilotキー」の導入は、MicrosoftのCopilot本気度の証明
今回のCESでMicrosoftは、半導体パートナーとなるAMD、Intel、Qualcommの3社、そしてPCメーカーなどと共同でWindows PCにおけるAI活用の訴求を加速するようなソリューションを展示するとしている。
現在PC産業は「AI PC」と呼ばれるNPUを搭載し、AIをローカル処理できるPCを訴求しており、今回のCopilotキーの導入はそうしたAI PCのトレンドを後押しする動きとなる。Windowsキーと並列する形で、Copilotキーの導入が行なわれることになることは、MicrosoftがCopilotやAI PCに本気で取り組んでいることを示していると言える。
今回のCESではそうした半導体パートナーのNPUを内蔵したSoCを搭載したPCメーカーのPCが展示、発表される計画で、それらの製品にCopilotキーが搭載される見通し。そうした最初の製品は今月から春までの間に市場投入される計画で(つまりCESではない可能性が高い)、次世代Surfaceも含まれるとMicrosoftは説明している。
からの記事と詳細 ( Windowsキーはそのままに「Copilotキー」が追加?次期Surfaceで採用予定 - PC Watch )
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