炎天下の駐車場。エンジンを切れば15分で人体に危険な暑さになる(画像は一部加工してあります。本文と写真は関係ありません)
6月24日、鹿児島市の自宅駐車場で1歳女児が車内に閉じ込められた。両親によると、荷物を下ろそうと目を離した隙にドアが閉まり、車内に置いた電子キーのボタンに女児が触れ、ロックがかかった。約20分後、駆け付けた警察が窓ガラスを割って救出し無事だった。
6月中旬には同市の保育園付近で1歳男児が車内に取り残された。市消防局によると、母親が保育園に向かう際、電子キーを車内に置いたままドアを閉め、ドアの取っ手にあるロックボタンに触れ、施錠された。消防隊員が約20分後に窓を割って男児を救助したが、脱水症状が見られたという。
市消防局の調べでは、乳幼児が取り残され出動した件数は2017〜22年6月に12件。6件を商業施設が占める。死亡例はないが、熱中症などの疑いで3件が搬送された。前田武史警防課長は「幼い子どもは体温調節機能が未発達で容体が急変することもある。速やかに119番してほしい」と話す。
JAFによると、気温35度の炎天下、車の窓を閉めてエンジンを切ると、15分で人体に危険な暑さになる。車体が黒の場合、車内は57度に達するという。
JAF鹿児島支部の原山大器さん(38)は「キー閉じ込み」を防ぐため、必ず鍵を持ち歩き、電子キーの場合は電池交換を忘れないよう注意喚起。引火の恐れのあるアルコール消毒液や制汗スプレー缶を車内に放置しないことも求める。「新型コロナウイルスによる移動制限が緩和され、子どもや高齢者、ペットを連れて外出する機会も増える。少しの時間でも車内に取り残すことがないよう気を付けてほしい」と話す。
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