インターネットが暮らしに浸透し、さまざまな場面でパスワードが必要となっているのを受け、島根県警が漫画調の一風変わったポスターを制作した。県内の高校、中学校に掲示し、若年層に複雑に文字を配列した「強いパスワード」を使うよう呼びかける。
強いパスワードは、大文字、小文字、数字、記号を組み合わせた10文字以上のもの。県警によると、簡単なパスワードを複数のサイトで使うと、偽サイトに個人情報を入力させ抜き取る「フィッシング」などで、多くの情報が抜き取られる可能性が増す。一方で、強いパスワードは長く複雑になり、管理が難しくなる。
ポスターは恋愛漫画調に「お前にそんな単純なパスワード似合わないよ」などと強いパスワードの必要性を分かりやすく伝える。このほど掲示した、松江市立湖南中の竹田政博主幹教諭(48)は「安易でないパスワードは重要。改めて大切な視点だと理解する機会になった」と話す。
県警サイバー犯罪対策課は、例えば「私はコーヒーを1日3杯飲む」といった短文を、ローマ字に変換▽名詞、動詞は大文字▽漢字の頭文字を抜き出す|といったルールで、覚えやすく強力なパスワードを作成するよう勧めている。
窪田浩仁課長は「IDやパスワードを強めることはネット社会で犯罪に遭わないための1丁目1番地。重要性を認識してほしい」と強調する。
(古瀬弘治)
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