
「呆然として、言葉が出なかった」
――1年次の夏冬と全国を経験して、2年生に進級してからはメンタル的な変化などはありましたか? バランスキー 1年生のときからインターハイとウインターカップでスタートとして出させてもらったこともあって、2年生からは自身の役割もエースに近いものになりました。すごく責任感のあるポジションだったんですけど、その中でもチームでは自由というか、楽にやらせてもらっていて。一方で、個人的には結果を残さなきゃいけないとすごく感じていました。 ――2年次のインターハイは、1回戦で鳥取東高校に105-75で大勝し、バランスキー選手も33得点と活躍しました。 バランスキー 1年前のインターハイで負けてから、個人的にもそうですけど、チームとしても「全国で勝つためにはどうしたらいいか」をみんな考えて。初戦の鳥取東戦はどれだけ自分たちが成長したかを試す、見せられるいい場所だなと思っていました。実際に、試合の入りからすごく良かったというのは覚えています。 ――しかし、続く試合で松島良豪選手が所属する沖縄の小禄高校に58-64で惜敗し、前年と同じく2回戦敗退となってしまいました。 バランスキー その試合はすごく覚えていて、次勝てば強豪校と対戦する組み合わせだったんですけど、僕たちは次の試合ばかりを意識して、目の前の相手をあまり見ずに準備していました。結果として沖縄の独特なリズムに試合の入りからやられて、最後までリズムをつかめずにそのまま負けてしまって。みんな本当に呆然として、言葉が出なかったのをすごく覚えています。 ――1年前とはまた違う負け方。感じるものも違ったのではないでしょうか? バランスキー 1年前の負けからみんなで意識を変えてやってきたなかで、力がついている手応えはありました。ただ、逆にちょっと謙虚さを失っていた時期もあって、だからこそ小禄高校に対しての準備を怠って、次の強敵に目を向けてしまった。手応えを感じていたからこそ怠った準備だったのかもしれません。けれど、全国に来ているチームはどこも強いんです。あらためて、そういうことをすごく学んだインターハイだったと思います。
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