「Dropbox Plus/Professional」にデバイス間で同期できるパスワード管理ツールなど作業を効率化する新機能が追加 - @DIME

Dropbox Japanは、「Dropbox Plus」および「Dropbox Professional」ユーザー向けに、プライベートや仕事で作業を円滑に進めることのできる新機能の提供開始を発表した。

「Dropbox Plus」の新機能である「Dropbox Passwords」「Dropbox Vault」「パソコンのバックアップ機能」は、個人の生活で大切なものを管理しやすくする機能。どれも、アカウントやファイルを1か所に整理しておくことを目的に開発されたもので、今までは、新規ユーザー向けにベータ版としてモバイルでこの新機能を公開していたが、今回、全世界のDropbox Plusプランの既存ユーザーも利用できるようになった。

「Dropbox Passwords」は、パスワードを保存してウェブサイトやアプリにシームレスにログインし、デバイス間でデータを同期できる機能。

パソコンに保存したパスワードは、モバイルデバイスに自動で同期されるため、Windows、Mac、iOS、Androidのどのアプリからでもログイン可能。また、パスワードは、ゼロ知識暗号化機能により安全な状態で保存され、ユーザー本人以外はアクセスできないよう保護される。なお、本機能は「Dropbox Professional」でも利用できる。

「Dropbox Vault」は、追加のセキュリティ機能が組み込まれた場所をDropbox内に作成し、機密性の高いファイルを安全に保管して、信頼できる連絡先と共有する機能。

ファイルへのアクセスには6桁のPINを使用しているため、重要性の高いプライベートなファイルを追加のセキュリティレイヤーで保護でき、さらに、信頼のおける友人や家族を指定して、何かあったときに別のデバイスからファイルにアクセスできるよう設定することができる。

「パソコンのバックアップ機能」では、MacやWindowsのフォルダをDropboxに自動的にバックアップするので、外出先でも安全にアクセスでき、ハードウェアに障害が発生した場合やハードウェアを紛失した場合でもデータを取得することが可能。この機能は、「Dropbox Professional」および「Dropbox Basic」でも利用できる。

「Dropbox Professional」の新機能としては、「ブランド共有機能」と「トラフィックとインサイト機能」が登場。

「ブランド共有機能」では、共有リンクを自分専用にカスタマイズすることが可能。ファイルにロゴ、会社名、背景画像を追加して表示することができ、リンクの受信者には、共有リンクを表示する際やリンクの通知メール内でこの追加情報が表示される。

「トラフィックとインサイト機能」では、共有リンクの操作を簡単に追跡でき、リンクにアクセスしたユーザー、ログインしたユーザーが使用していたデバイスの種類、ユーザーがアクセスした日時、ユーザーが操作（表示またはダウンロード）した方法などのユーザー、デバイス、日時、方法に関する情報を入手することができる。

なお、「ブランド共有機能」と「トラフィックとインサイト機能」は、近日中にDropbox Businessユーザーにも提供される予定とのことだ。

そのほか、在宅勤務をしているチームをより深く支援するための新しい機能として、Zoom、Slack、Google、LINE WORKSといった Dropboxパートナーの優れたツールを利用して接続できる、一元管理のスペース「Dropbox App Center」も発表。40社以上の連携パートナーを備えたベータ版として、現在は一部のユーザーに公開。今後、パートナーはさらに増える予定だという。

関連情報
https://www.dropbox.com/

構成／立原尚子

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August 21, 2020 at 04:19PM
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