スターキージャパンは、スマホと連携して音楽が楽しめるだけでなく、運動、生活リズム、コミュニケーションなど、ユーザーをサポートする機能も備えた耳掛け型補聴器「Livio 1200/1000」シリーズを4月17日に発売する。価格は片耳13万円から(補聴器本体は非課税)。軽度~重度の難聴に対応する。
同社は、AIと3Dセンサーを搭載した、世界初というヘルサブル(健康志向)補聴器「Livio AI」シリーズを手掛けている。「Livio 1200/1000」はその低価格モデルと位置づけられ、AIと3Dセンサーなどは備えていない。
ヒアラブル機能の1つとして、自社開発のThrive(スライブ)チップを搭載。対応アプリと組み合わせる事で、シチュエーションや場所に合わせ、事前に設定したファンクションモードに切り替えて、その場所ごとに適応した聴こえ・音質に変更できる。
あらかじめメモリーに位置情報を割り当て、ユーザーがその場所に来ると、自動的に設定した聴こえのメモリーに切り替わる機能も用意する。
また、乗り物が時速16km以上で走行していると、あらかじめ設定した好みの音質・メモリーに切り替わり、速度が落ちると元のモードに切り替わる。聴こえのカスタマイズは、スマホのアプリから、イコライザー、周囲の雑音/風切り音抑制、指向性変更の項目で設定可能。
遠隔操作で、専用スタッフが音質などの調整をサポートしてくれる「どこでも聴覚ケア」などのサポート機能も備える。
アクセサリーとして、TVストリーマー、リモートマイク+、ミニマイク、Thriveリモコンもラインナップ。これらとLivio 1200/1000シリーズを接続し、TVの音を聞いたり、コミュニケーションのサポートも可能。衝撃音抑制機能「TNR」も搭載。1200クラスでは、NFMIを使った両耳間通信を採用。2.4GHzワイヤレス通信対応のアクセサリーと接続できる。
iPhone/Androidのスマートフォンから、音楽、電話などのワイヤレスストリーミングを受信可能。イヤフォンとしても、「高~中~低域の各音域ともに芯のあるクリアで立体感のある音場と繊細で緻密なサウンドは、長年培われた補聴器技術も相まってより高音質で再現する」という。
なお、前述のAIや3Dセンサーなどを搭載した「Livio AI」シリーズは、身体と脳の活動をトラッキングし、史上初となる転倒検出通知機能や、27言語に対応したリアルタイムの翻訳機能なども備えるという。
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April 17, 2020 at 11:00AM
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